代表挨拶

弊社は、文政２年（1819年）土佐国下田村（現在の南国市稲生）において石灰採掘業を始めた桜屋（現在の入交グループ本社）を祖とする入交石油株式会社と入交ガス株式会社が令和５年（2023年）１月に合併して発足した新しいエネルギー会社です。
陸、海、空あらゆる分野への燃料供給会社として、石油燃料、ＬＰガスの販売から、機械類の稼働に不可欠な潤滑油の販売、レンタカー、カーシェアを展開するタイムズカーの高知代理店、業務用洗剤の販売、太陽光発電の販売と施工、さらにウォーターサーバーの販売と設置に至るまで、幅広い事業を展開しています。

「ミックスエネルギー」で時代の変化に対応してゆく

エネルギーを巡る現代社会の要求は、二酸化炭素排出量実質ゼロを目指すカーボンニュートラルにありますが、クリーンなイメージの強い電力においてもその大半は火力発電に頼っているのが現実で、再生可能エネルギーが全ての要求を満たすことはできていません。

また、能登半島地震の被災地においては、被災者の寒さをしのぐストーブに使用する灯油、食事の炊き出しに活用されるＬＰガス、途絶した道路を啓開する重機やトラックの燃料である軽油、被災者が最初に避難し、暖房や充電を行った自家用車のガソリン等、災害時における信頼性の高いエネルギーとして石油燃料が見直されています。

エネルギーを取り扱う私どもの使命として、どれか一つのエネルギーに偏ることなく社会の流れに柔軟に対応しつつ、地球環境にもお客様にも優しいエネルギーを提案し、陸海空あらゆる分野に安定供給可能な体制を整える責任こそが持続可能性のある社会を実現する上で真に必要であると考えています。

「積小為大」－小さな改善の積み重ねが、
大きな収穫や発展に結びつく

江戸時代の農政家・思想家である二宮尊徳の言葉「積小為大」。今、この言葉を弊社のスローガンとして、社員に伝えています。
例えば、ガソリンスタンドにおける工具の置き方一つでも改善することにより、整理整頓がなされ、仕事の効率化も進捗します。
そのことが結果としてお客様の喜びに繋がり、信用が生まれていきます。

商人(あきんど)としてお客様に信頼・信用される企業であり続ける

現在、温室効果ガス排出に関して石油業界を取り巻く環境は大変に厳しいものがありますが、先に述べましたとおり、電力を含め多くのエネルギーが間接的にＣＯ₂を排出しており、最もリーズナブルで流通しやすい石油燃料の需要は直ぐにはなくならないでしょう。

一方で、従来型のエネルギーの中でもガスは、クリーンエネルギーとして注目されており、産業用エネルギーの分野では石油からガスへの転換も進んでゆくことが予想されます。
弊社は、LPガスや電気なども取り扱っており、そのようなお客様の多様なニーズにもお応えしてゆくことが可能です。

土佐の商人(あきんど)として責任をもってエネルギー供給に努め、最後までお客様に信頼・信用される企業であり続ける覚悟で臨んでいます。

これからも信頼される企業であり続けるために、時代の変化を見極め挑戦を続けて参ります。
引き続き入交トラストエナジー及び入交グループをご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。